[ 円周率を「聖書に基づく値」に]

そのときハートは盗まれた

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 円周率を「聖書に基づく値」に

そのときハートは盗まれた

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笑顔とか、しぐさとか、言葉とか。
思い出してみよう、あの日の笑顔を、あの日の気持ちを

 円周率を「聖書に基づく値」に

2004年04月13日| Education[教育]|

Net Hoaxes Snare Fools All Year

円周率を「聖書に基づく値」3.0に変更

 上記のリンク先記事は、エイプリルフール前日に書かれた、「ネットはいたずらや嘘・ホラが広がりやすいよ、嘘を嘘と見抜けない人は~。」という風味。強引に要約するとそんな感じ。

 その中に、流布している例として「一酸化二水素の危険を告発ネタ」も引き合いに出てました。
ご存じない方に引用。

一酸化二水素(Dihydrogen Monoxide:DHMO)の規制を!

DHMOは無色、無臭、無味であるが、毎年無数の人々を死に至らしめている。殆どの死亡例は偶然DHMOを吸い込んだことによるが、危険はそれだけではない。DHMOの固体型に長期間さらされると身体組織の激しい損傷を来たす。DHMOを吸入すると多量の発汗、多尿、腹部膨満感、嘔気、嘔吐、電解質異常が出現する可能性がある。DHMO依存症者にとって、禁断症状はすなわち死を意味する。

DHMOは水酸の一種で、酸性雨の主要成分である。地球温暖化の原因となる「温室効果」にも関係している。また重度の熱傷の原因ともなり、地表の侵蝕の原因でもある。多くの金属を腐食させ、自動車の電気系統の異常やブレーキ機能低下を来す。また切除された末期癌組織には必ずこの物質が含まれている。

汚染は生態系に及んでいる。多量のDHMOが米国内の多くの河川、湖沼、貯水池で発見されている。汚染は全地球的で、南極の氷の中にも発見されており、中西部とカリフォルニアだけでも数百万ドルに上る被害をもたらしている。

この危険にも関わらず、DHMOは溶解や冷却の目的で企業利用されており、原子力施設や発泡スチロール製造、消火剤、動物実験に使われている。農薬散布にも使われ、汚染は洗浄後も残る。また、ある種の「ジャンクフード」にも大量に含まれている。

企業は使用済みのDHMOを大量に河川、海洋に投棄しており、それはまだ違法ともされていない。自然生物への影響は限りないが、我々は今のところ何も出来ないで居る。

アメリカ政府はこの物質の製造、頒布に関する規制を「経済的理由から」拒んでいる。海軍などの軍機関はDHMOにかんする研究を巨額の費用を投じて実施している。目的は軍事行動時にDHMOを効果的に利用するためである。多くの軍事施設には、地下に近代的な施設が造られ、後の使用に備えて大量のDHMOが備蓄されている。

 一酸化二水素って……。
 水。

 ちなみにこのネタ、Urban Legends Reference Pages: Toxin du jour (Dihydrogen Monoxide)から引用ですが、1997には14歳の中学生がこの「告発文」をつかって「私たちはどれくらいだまされやすいですか。」というレポートでアイダホの科学博で行われたコンテストの賞を取った模様。そう書いてあった。



 閑話休題

 で、冒頭のNet Hoaxes Snare Fools All Year にこんな一文がありました。

Another prank that spread wildly by e-mail was a phony press release stating that the Alabama Legislature had changed the value of pi from 3.14 to the biblical value of 3.0.


訳 電子メールによって激しく広がった別の冗談はアラバマ州立法部が円周率を3.14から3.0の聖書に基づく値まで変更したと述べる偽のプレス・リリースでした。

 えーと、日本では冗談ではなくなっておりますが……。
[修正:2008]
この記事をエントリした当時の2004年、小学校の授業では計算めんどいから円周率を3でやっちゃいましょう的な流れになってるというニュースが一部で流れました。
その後確認してみると、『円周率は変わらず3.14だけれども、「ざっくりした計算とかのときに小さな誤差はどうでもいいよね?」的な時には3で計算するくらいの要領のよさを指導するのが目的だ。以前から指導していることと変わりはしない。』なんてことだったらしい。
当時、自分でコメントに下記残してる。


文部科学省のサイトで確認すると,円周率については以下のように記載されていました。

(Q1)
「円周率は【3.14】ではなく【3】としか教えなくなるのですか。」
(A1)
そんなことはありません。円周率については、【3.14】と教えるだけではなく、それが本当は、3.1415…とどこまでも続く数で、【3.14】も概数にすぎないということをこれまで通り、きちんと教えます。
なお、円周率については、これまでも「目的に応じて3を用いる」こととしていますが、これは、およその長さが知りたい場合には、3を用いて計算するなど、様々な状況に応じて自分の判断により、使い分けられるようになってもらいたいからです。

[修正ここまで:2008]


[追記:2008]
実際のところどうなの?聖書はなんて言ってんの?そこが聞きたい。俺的に。

ググってみたら日本語聖書検索サイトてのが出てきたので、該当の部分を探してみた。
便利な世の中だ。

2歴代誌 4:1 ソロモンはまた青銅の祭壇を造った。その長さ二十キュビト、幅二十キュビト、高さ十キュビトである。

2歴代誌 4:2 彼はまた海を鋳て造った。縁から縁まで十キュビトであって、周囲は円形をなし、高さ五キュビトで、その周囲は綱をもって測ると三十キュビトあった。

2歴代誌 4:3 海の下には三十キュビトの周囲をめぐるひさごの形があって、海の周囲を囲んでいた。そのひさごは二並びで、海を鋳る時に鋳たものである。

2歴代誌 4:4 その海は十二の牛の上に置かれ、その三つは北に向かい、三つは西に向かい、三つは南に向かい、三つは東に向かっていた。海はその上に置かれ、牛のうしろはみな内に向かっていた。

2歴代誌 4:5 海の厚さは手の幅で、その縁は杯の縁のように、ゆりの花に似せて造られた。海には水を三千バテ入れることができた。

2歴代誌 4:6 彼はまた物を洗うために洗盤十個を造って、五個を南側に、五個を北側に置いた。その中で燔祭に用いるものを洗った。しかし海は祭司がその中で身を洗うためであった。

2歴代誌 4:7 彼はまた金の燭台十個をその定めに従って造り、拝殿の中の南側に五個、北側に五個を置き、

2歴代誌 4:8 また机十個を造り、神殿の中の南側に五個、北側に五個を置き、また金の鉢百を造った。

2歴代誌 4:9 彼はまた祭司の庭と大庭および庭の戸を造り、その戸を青銅でおおった。

10 2歴代誌 4:10 彼は海を宮の東南のすみにすえた。


円周率に関係しそうなのはここか?
「2歴代誌 4:2 彼はまた海を鋳て造った。縁から縁まで十キュビトであって、周囲は円形をなし、高さ五キュビトで、その周囲は綱をもって測ると三十キュビトあった。 」

直径が10キュビト、周囲が30キュビトってとこから、保守的な土地では聖書に合わせて円周率が3になったよっていうネタになったんじゃないかと思う。
ちなみにキュビトってのは単位な、豆知識。肘から中指の先までの間の長さに由来する身体尺で約50cmらしい。Wikipediaさんによると。

ちなみに別の訳による聖書ではキュビトではなくアンマって書いてあった。電気アンマを連想して、30アンマとかされたら死ねそうだなと思った。SEX MACHINEGUNSも可。

電気あんま - Wikipedia
電気あんま(でんきあんま)とは二人で行なう遊びであり、一方がもう一方の股間に足を入れぐいぐいと揺らすものである。主に男児同士で行い、行う際に足を入れる側がもう
一方の両足を掴んでよりしっかりと股間に足をあてがうことが多い

んで、amazonでマシンガンズのCD探そうと「電気アンマ」で検索したら、18禁リンクばかりが出てきた。
けしからん……。

[追記ここまで:2008年]





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コメント

文部科学省のサイトで確認すると,円周率については以下のように記載されていました。

(Q1)
「円周率は【3.14】ではなく【3】としか教えなくなるのですか。」
(A1)
そんなことはありません。円周率については、【3.14】と教えるだけではなく、それが本当は、3.1415…とどこまでも続く数で、【3.14】も概数にすぎないということをこれまで通り、きちんと教えます。
なお、円周率については、これまでも「目的に応じて3を用いる」こととしていますが、これは、およその長さが知りたい場合には、3を用いて計算するなど、様々な状況に応じて自分の判断により、使い分けられるようになってもらいたいからです。

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