2004年05月30日| Site[サイト]|
ふっと、折り紙を折ろうと思った。
残業中の気分転換。
現実逃避。
落花生の殻入れになんかして、実用性も抜かりなく。
しかし、肝心の落花生は湿気りぎみ。
そらそうだ、だって節分の頃からある記憶が残っている。
折り紙は日本が誇る文化だと思う。
一枚の紙が、織り込んでいくことで面白いように、その姿を変えていく。
そのとき人は、小さな創造者になる。
あるときは思いを込めて鶴を折り……。
私は、ゴミ箱を折ったわけだが。
上記のリンク先「現代折り紙」では、私の折り紙への見方を広げさせる作品群に出会った。
その製作過程を目で追っていると、シンプルな初期造形のなかにも、既になんらかの魂が宿って見える。
人は、紙切れ一枚で泣いたり笑ったりする社会を作り上げた。
時には、幼い頃を思い出して紙切れから何かを作り出してみるのもいいんじゃないかな。
なんて、思ったりした。
そして、紙切れを得るために、私は仕事に戻る。
いや、紙切れを得るためじゃない。
まだ見ぬ誰かの笑顔のために。
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