
| Diary[日々の覚書]|
こないだ、指を切った。
ざっくりと。
不注意で切ってしまったのだけれど、切れた瞬間は肉の切れ目をひんやりとした空気がすり抜け、一瞬音が止まった後に、じわっと血があふれ出してきた。
ツメも切れちゃったのね。
ツメが無かったら、きっと指先切り落として飛んでいってたんだろうというほど見事にツメの先のほうまで切れ目が入っている。
いそいで日曜当番医の元へと駆けつけるが、当番医は泌尿器科の先生だったらしく、しきりに首をひねっている。
「ツメごと切ってるから、縫うにはツメに穴空けないといけないでしょうね。テープで止めときます。明日の午前中と、明後日の午後なら形成外科の先生いますから、また見てもらってくださいね、化膿止めの薬5日分だしときます。」
ということだった。二千数百円程なり。
薬を貰い自宅に帰り一時間ほどしたあと、嫁にポツリと言った。
私:「さっきね、診察室で『元に戻るかわからんけど』っていう不吉な言葉を言われたよ」
嫁:「なんでそんなこと黙ってるのよ!」
私:「だって怖かったんだもん……。」
嫁:「形成外科の日曜当番医がどっかあるはずだから行くよ!」
そして私たちは次の病院へと向かった。
診てもらったところ、
「あぁーきれいに切れてますねー、大きな神経を切ったりはしてないみたいですので、指先に痺れが出るかもしれないですけど大丈夫ですよ。」
との事。なんだ、たいしたこと無かったのか。ここでも二千数百円程なり。
そして次の日、最初の病院で診察してもらうと、
「ほうほうほう、切りましたねー。自分でこまめに消毒してくださいね。マキロンとかでいいですから。このテープ上げますから、自分でしてください。じゃ、おだいじにー。」
え。こんだけ?二百十円程なり。
切ったその日は、何も手につかないほどブルーになってたのですが……。
えぇえぇ、小心者ですとも。
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